この記事では、発注者側で働く方法、仕事内容、転職のポイントを解説します。
発注者側とは
発注者側とは、工事を発注・監督する立場のことです。工事を実際に施工するのではなく、計画・発注・管理・検査を行います。
発注者側の種類
1. 官公庁(公務員)
- 国土交通省(国家公務員)
- 都道府県・市区町村(地方公務員)
- 公共工事の計画・発注・監督を担当
2. 公的機関・独立行政法人
- NEXCO(高速道路会社)
- UR都市機構
- 鉄道会社(JRなど)
- 電力会社・ガス会社
3. 建設コンサルタント
- 設計・調査・計画を行う企業
- 発注者を技術面で支援
- 例:日本工営、パシフィックコンサルタンツなど
4. 発注者支援業務(CM会社など)
- 発注者に代わって工事監督・管理を行う
- 施工管理経験が活かせる
発注者側の仕事内容
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 計画・設計 | インフラ整備の計画立案、設計発注 |
| 発注・入札 | 工事の入札管理、契約 |
| 工事監督 | 施工状況の確認、品質・安全の監督 |
| 検査 | 完成検査、出来形確認 |
| 維持管理 | 既存インフラの点検・補修計画 |
発注者側で働くメリット
- ワークライフバランス:土日休みが基本の職場が多い
- 安定した環境:官公庁や大企業は雇用が安定
- 上流工程に携われる:計画段階から関われる
- 俯瞰的な視点が身につく:プロジェクト全体を見る立場
発注者側で働くデメリット
- 現場から離れる:直接施工する機会は減る
- 給与が下がる場合も:大手ゼネコンより低いことがある
- デスクワークが増える:書類作成が多い
発注者側への転職方法
官公庁への転職
経験者採用試験を受験します。年齢制限や募集時期は自治体により異なります。
建設コンサルタントへの転職
施工管理経験者を求める企業があります。技術士や施工管理技士の資格があると有利です。
発注者支援業務への転職
施工管理の経験をそのまま活かせます。CM会社や技術者派遣会社で発注者支援の業務があります。
発注者側で活かせるスキル
- 施工管理技士などの資格
- 現場での実務経験
- 品質・安全管理の知識
- 図面を読む力
- コミュニケーション能力
まとめ
土木の発注者側には、官公庁、公的機関、建設コンサルタント、発注者支援業務などがあります。受注者側で培った経験は発注者側でも活かせます。ワークライフバランスを重視する方や、上流工程に携わりたい方は、発注者側への転職を検討してみてください。