この記事では、土木測量の基礎、使用する機器、基本的なやり方を解説します。
測量とは
測量とは、土地の位置・高さ・距離・角度などを測定する作業です。土木工事では、設計図通りに構造物を作るために測量が欠かせません。
土木工事で行う主な測量
| 測量の種類 | 目的 |
|---|---|
| 基準点測量 | 工事の基準となる点を設置 |
| 水準測量 | 高さを測定 |
| 距離測量 | 2点間の距離を測定 |
| 現況測量 | 工事前の地形を把握 |
| 丁張り設置 | 工事の位置・高さの目印を設置 |
| 出来形測量 | 完成した構造物の寸法を確認 |
測量で使う主な機器
レベル(水準儀)
高さを測定する機器です。レベルとスタッフ(標尺)を組み合わせて使います。
- 高さの差を測る
- 水平の確認
- 比較的シンプルな操作
トータルステーション
角度・距離・高さを同時に測定できる機器です。現在の現場で最も使われています。
- 1台で角度・距離・高さを測定
- データを記録できる
- 高精度
GNSS測量機
GPS衛星を利用して位置を測定する機器です。ICT施工で活用されています。
スタッフ(標尺)
レベルと組み合わせて高さを読み取るための目盛り付きの棒です。
巻尺(スケール)
距離を測るテープ状の尺です。50mや100mのものが使われます。
水準測量の基本的なやり方
- レベルを三脚に設置し、水平に調整する
- 既知点(高さがわかっている点)にスタッフを立てる
- レベルで覗いてスタッフの目盛りを読む(後視)
- 測りたい点にスタッフを移動させる
- 再度目盛りを読む(前視)
- 後視と前視の差から高さを計算する
丁張りの設置
丁張りとは、工事の位置や高さを示す仮設の目印です。
- 木杭を地面に打ち込む
- 貫板を水平に取り付ける
- 水糸を張って位置を示す
- 職人さんはこれを目印に施工する
測量を覚えるポイント
- まずは機器の名前と役割を覚える
- 先輩の補助をしながら流れを学ぶ
- 実際に機器を操作させてもらう
- 計算方法を理解する
- 資格(測量士補)を目指す
測量に関する資格
| 資格 | 概要 |
|---|---|
| 測量士補 | 測量士の補助ができる国家資格 |
| 測量士 | 測量業務の責任者になれる国家資格 |
まとめ
土木測量は工事の品質を左右する重要な作業です。レベルやトータルステーションなどの機器を使って、位置や高さを正確に測定します。最初は先輩の補助をしながら覚え、徐々に自分で操作できるようになりましょう。測量士補の資格取得を目指すとスキルアップにつながります。