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重機オペレーターとは?仕事内容・必要な資格・年収を徹底解説

techtek 2026.02.09 9 min read

重機オペレーターの仕事内容、必要な資格、年収を詳しく解説。油圧ショベル、ブルドーザー、クレーンなど重機の種類別に必要な免許も紹介します。

この記事では、重機オペレーターの仕事内容、必要な資格、年収、向いている人の特徴まで詳しく解説します。

重機オペレーターとは

重機オペレーターの概要

重機オペレーターとは、工事現場や工場などでフォークリフト、油圧ショベル、ブルドーザー、クレーン車などの重機を操作する職業です。

大型の機械を安全かつ正確に動かすための技術と専門知識が求められ、各重機の操作には対応する資格・免許が必要です。建設現場において重機は不可欠な存在であり、重機オペレーターは工事を支える重要な職種です。

重機オペレーターの活躍する現場

  • 建設現場:掘削、資材運搬、整地、杭打ちなど
  • 土木現場:道路工事、河川工事、造成工事など
  • 解体現場:建物の解体、がれき撤去
  • 工場・倉庫:フォークリフトでの荷役作業
  • 採石場・砕石場:岩石の掘削、積み込み
  • 林業:伐採、木材運搬

重機の種類と仕事内容

油圧ショベル(バックホウ・ユンボ)

最も一般的な重機で、先端にバケット(スコップ状のアタッチメント)が付いています。

  • 土砂の掘削・積み込み
  • 溝掘り、基礎掘削
  • 整地作業
  • 建物の解体(アタッチメント交換)

ブルドーザー

車体前方に大きなブレード(排土板)を備え、土砂を押し出す重機です。

  • 整地作業
  • 土砂の押し出し・運搬
  • 造成工事での切り盛り

ロードローラー

大きなローラーで地面を転圧し、締め固める重機です。

  • 道路舗装前の路盤転圧
  • アスファルト舗装の仕上げ
  • 造成地の締め固め

クレーン車

重量物を吊り上げて移動させる重機です。

  • 建築資材の吊り上げ・設置
  • 鉄骨の組み立て
  • 重量物の荷役作業

フォークリフト

フォーク(爪)で荷物を持ち上げて運搬する重機です。

  • 資材の積み込み・積み下ろし
  • 倉庫内での荷物移動
  • パレット単位での運搬

ホイールローダー

タイヤで走行し、前方のバケットで土砂や砂利をすくい取る重機です。

  • 土砂・砂利の積み込み
  • 除雪作業
  • 資材の運搬

重機オペレーターに必要な資格

重機の操作には、それぞれの機械に対応した資格・免許が必要です。

重機別の必要資格
重機の種類 必要な資格 備考
油圧ショベル(3t以上) 車両系建設機械運転技能講習 整地・運搬・積込み用及び掘削用
油圧ショベル(3t未満) 小型車両系建設機械特別教育 2日程度の講習で取得可能
ブルドーザー 車両系建設機械運転技能講習 整地・運搬・積込み用
ロードローラー 締固め用機械特別教育 1日程度の講習
移動式クレーン(5t以上) 移動式クレーン運転士免許 国家試験
移動式クレーン(5t未満) 小型移動式クレーン運転技能講習 3日程度の講習
フォークリフト(1t以上) フォークリフト運転技能講習 4〜5日程度の講習
玉掛け作業 玉掛け技能講習 クレーンで荷を吊る作業に必要

資格取得の方法

資格は各地の教習所(コマツ教習所、コベルコ教習所など)で取得できます。多くの建設会社では資格取得費用を会社負担で支援しています。

重機オペレーターの1日のスケジュール

重機オペレーターの1日の流れ(例)
時間 内容
7:00 現場に出勤
7:30 朝礼、KY活動(危険予知活動)
7:45 重機の始業前点検
8:00 午前の作業開始
10:00 休憩(10〜15分)
12:00 昼休憩
13:00 午後の作業開始
15:00 休憩(10〜15分)
17:00 作業終了、重機の終業点検・清掃

重機オペレーターは時間契約になることが多く、残業は比較的少ない傾向にあります。

重機オペレーターの年収

平均年収

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、建設機械オペレーターの平均年収は約443万円です。月給は20〜35万円程度が相場となっています。

年齢別の年収目安
年齢 平均年収
25〜29歳 約378万円
30〜34歳 約407万円
40〜44歳 約443万円
50〜54歳 約469万円

年収アップのポイント

  • 複数の重機の資格を取得する
  • 大型の重機を操作できるようになる
  • 経験を積んで技術力を高める
  • 大手建設会社や専門会社への転職

経験を積んだベテランオペレーターや、複数の重機を扱えるオペレーターは、年収500〜700万円以上も可能です。

重機オペレーターに向いている人

  • 機械操作が好きな人:重機の操作を楽しめる
  • 安全意識が高い人:常に周囲の安全を確認できる
  • 集中力がある人:長時間の精密な操作が必要
  • コミュニケーションが取れる人:現場の作業員との連携が重要
  • 体力がある人:屋外作業で暑さ・寒さに耐えられる
  • 自己管理ができる人:睡眠不足や二日酔いは厳禁

未経験から重機オペレーターになるには

  1. 建設会社に入社:未経験歓迎の求人も多い
  2. 見習いとして経験を積む:先輩オペレーターの補助から開始
  3. 資格を取得:会社負担で教習所に通えることも多い
  4. 実際に重機を操作:現場で技術を磨く
  5. 複数の資格を取得:活躍の場を広げる

入社時に資格がなくても、働きながら資格を取得できる会社が多いです。資格取得支援制度のある会社を選ぶとよいでしょう。

重機オペレーターの将来性

建設業界は慢性的な人手不足であり、重機オペレーターの需要は高い状態が続いています。また、災害復旧工事やインフラ老朽化対策など、重機を使う工事は今後も増えると予想されます。

一方で、将来的には自動化やAIの導入も進む可能性があります。複雑な作業や判断が必要な業務をこなせる熟練オペレーターは、今後も重宝されるでしょう。

まとめ

重機オペレーターは、建設・土木現場で重機を操作する専門職です。各重機に対応した資格が必要ですが、未経験からでも働きながら資格を取得してキャリアを築けます。

平均年収は約443万円で、経験や資格によってはさらに高収入も期待できます。機械操作が好きで、安全意識の高い方にはやりがいのある仕事です。興味がある方は、まず小型の重機から資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

参考リンク

Tags

AI 人手不足 建設機械 資格取得 重機
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