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土木と建築の違い|仕事内容・年収・資格を比較

techtek 2026.02.09 8 min read

土木と建築の違いを仕事内容、年収、資格、将来性の観点から比較解説。どちらが自分に向いているか判断するポイントを紹介します。

この記事では、土木と建築の違いを仕事内容・年収・資格・将来性の観点から比較します。

土木と建築の基本的な違い

土木と建築の基本比較
項目 土木 建築
作るもの インフラ(道路、橋、トンネル、ダム等) 建物(住宅、ビル、工場等)
イメージ 地面の下、屋外 地面の上、建物内
発注者 国・自治体(公共工事が多い) 民間企業・個人が多い
法律 建設業法、河川法、道路法等 建設業法、建築基準法等

建設業界では「地面の下が土木、地面の上が建築」と言われることがあります。土木はインフラを、建築は建物を作る仕事と覚えておくとわかりやすいでしょう。

仕事内容の違い

土木の仕事内容

  • 道路工事(新設、舗装、補修)
  • 橋梁工事(橋の建設・補修)
  • トンネル工事
  • 河川・護岸工事
  • 上下水道工事
  • ダム・港湾工事
  • 造成工事(土地の整備)

建築の仕事内容

  • 住宅建設(戸建て、マンション)
  • 商業施設建設(店舗、オフィスビル)
  • 工場・倉庫建設
  • 公共施設建設(学校、病院、庁舎)
  • リフォーム・改修工事
  • 内装工事

現場の特徴の違い

項目 土木現場 建築現場
作業環境 屋外が中心 建物内での作業も多い
天候の影響 受けやすい 比較的受けにくい
工期 長期間(数年規模も) 数ヶ月〜1年程度が多い
現場の規模 広範囲 敷地内に限定
使う重機 大型重機が多い クレーン等が中心

年収の違い

作業員の年収比較

職種 平均年収
土木作業員 約400万〜450万円
建築作業員 約400万〜450万円

作業員レベルでは、土木と建築で大きな年収差はありません。

施工管理の年収比較

職種 平均年収
土木施工管理技士 約500万〜700万円
建築施工管理技士 約500万〜700万円

施工管理技士の年収も、土木・建築で大きな差はありません。大手ゼネコンでは年収1,000万円を超えるケースもあります。

資格の違い

土木と建築の主要資格
土木の資格 建築の資格
1級・2級土木施工管理技士 1級・2級建築施工管理技士
技術士(建設部門) 一級・二級建築士
測量士・測量士補 木造建築士
コンクリート技士 インテリアコーディネーター

将来性の違い

土木の将来性

  • インフラの老朽化対策で需要安定
  • 防災・減災工事の需要増加
  • 公共工事が中心で景気に左右されにくい
  • 人手不足で転職しやすい

建築の将来性

  • 住宅・商業施設の新築需要
  • リフォーム・リノベーション需要の拡大
  • 省エネ・環境対応の需要
  • 民間工事が多く景気の影響を受けやすい

向いている人の特徴

土木が向いている人

  • スケールの大きな仕事がしたい人
  • 屋外で働くことが好きな人
  • 重機を操作したい人
  • 社会インフラに貢献したい人
  • 安定した仕事を求める人(公共工事中心)

建築が向いている人

  • 建物のデザインに興味がある人
  • 住宅やビルを作りたい人
  • 室内での作業も好きな人
  • お客様と直接関わりたい人
  • 設計にも興味がある人

転職時の注意点

土木から建築への転職

土木施工管理技士の資格は建築現場では使えません。建築施工管理技士の資格を別途取得する必要があります。ただし、現場経験は評価されます。

建築から土木への転職

同様に、建築施工管理技士の資格は土木現場では使えません。土木施工管理技士の資格取得が必要です。

まとめ

土木と建築の比較まとめ
項目 土木 建築
作るもの インフラ 建物
年収 ほぼ同等 ほぼ同等
発注者 公共工事中心 民間工事中心
将来性 安定(インフラ維持) 需要あり(リフォーム等)

土木と建築は作るものは違いますが、どちらも社会に必要な仕事であり、将来性も十分にあります。自分が何を作りたいか、どのような環境で働きたいかを考えて選ぶとよいでしょう。

Tags

ダム トンネル 施工管理 橋梁 測量 港湾 資格取得 重機
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