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【2025年版】土木資格おすすめランキング15選|未経験者が取るべき順番を解説

techtek 2026.02.09 8 min read

土木業界への就職・転職を考えている方にとって、資格取得は大きなアドバンテージとな…

土木業界で資格が重要な理由

土木工事は道路、橋梁、トンネル、ダム、港湾など社会インフラの整備を担う仕事です。これらの工事には専門的な知識と技術が求められ、建設業法により現場には資格保有者の配置が義務付けられています。

資格を取得することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 就職・転職時の採用で有利になる
  • 資格手当による収入アップが期待できる
  • 担当できる業務の幅が広がる
  • 主任技術者・監理技術者として現場を任されるようになる

未経験者が取得できる土木資格一覧

土木に関する資格は、実務経験が必要なものと不要なものに分かれます。未経験者はまず実務経験不要の資格から取得し、業界に入ってから上位資格を目指すのが一般的なルートです。

実務経験なしで取得できる資格

資格名 概要 受験資格
2級土木施工管理技士補 第一次検定合格で取得。施工管理の基礎資格 17歳以上
1級土木施工管理技士補 第一次検定合格で取得。監理技術者補佐として活躍可能 19歳以上
測量士補 測量業務の補助が可能になる国家資格 制限なし
車両系建設機械運転技能講習 バックホウなど建設機械の運転資格 18歳以上
玉掛け技能講習 クレーンでの荷物吊り上げ作業に必要 18歳以上
小型移動式クレーン運転技能講習 5トン未満の移動式クレーン操作が可能 18歳以上

出典:一般財団法人 全国建設研修センター「2級土木施工管理技術検定」

実務経験が必要な資格

資格名 概要 必要な実務経験
2級土木施工管理技士 主任技術者として現場管理が可能 第一次検定合格後1〜3年
1級土木施工管理技士 監理技術者として大規模現場を管理 第一次検定合格後3〜5年
測量士 測量業務の責任者として従事可能 測量士補取得後、実務経験2年
コンクリート技士 コンクリートの製造・施工管理の専門資格 実務経験3年以上
技術士(建設部門) 土木技術者の最高峰資格 実務経験4〜7年

未経験者におすすめの資格ランキング15選

土木業界未経験者が取得を目指すべき資格を、優先度の高い順にランキング形式で紹介します。

第1位:2級土木施工管理技士(第一次検定)

土木業界を目指すなら最初に挑戦すべき資格です。2024年度から受験資格が緩和され、17歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受験可能になりました。第一次検定に合格すると「2級土木施工管理技士補」の資格が付与されます。

受験資格 17歳以上(学歴・実務経験不問)
試験時期 前期:6月、後期:10月
受験料 5,250円(税別)
合格率 約65〜70%(第一次検定)
必要勉強時間 100〜300時間

出典:CIC日本建設情報センター「土木施工管理技士の受験資格」

第2位:車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び掘削用)

バックホウ(油圧ショベル)やブルドーザーなど、土木現場で最も使用頻度の高い建設機械を操作するための資格です。講習を受講することで取得でき、現場での即戦力として評価されます。

受験資格 18歳以上
講習時間 38時間(普通自動車免許保有者は14時間に短縮可能)
費用 約40,000〜100,000円(講習機関により異なる)
取得期間 約3〜6日間

第3位:玉掛け技能講習

クレーンで荷物を吊り上げる際のワイヤー掛け作業を行うための資格です。土木現場では資材の搬入・搬出で頻繁に使用するため、取得しておくと重宝されます。

受験資格 18歳以上
講習時間 19時間
費用 約20,000〜30,000円
取得期間 約3日間

第4位:小型移動式クレーン運転技能講習

吊り上げ荷重5トン未満の移動式クレーンを操作できる資格です。玉掛けと合わせて取得することで、現場での活躍の幅が広がります。

受験資格 18歳以上
講習時間 20時間
費用 約25,000〜40,000円
取得期間 約3日間

第5位:測量士補

測量業務の補助を行うための国家資格です。受験資格に制限がなく、土木設計や施工管理を目指す方には必須の知識が身につきます。

受験資格 制限なし
試験時期 5月中旬
受験料 2,850円
合格率 約30〜40%
必要勉強時間 100〜200時間

第6位:1級土木施工管理技士(第一次検定)

2024年度の制度改正により、19歳以上であれば実務経験なしで受験可能になりました。合格すると「1級土木施工管理技士補」となり、監理技術者の補佐として従事できます。

受験資格 19歳以上(学歴・実務経験不問)
試験時期 7月
受験料 12,000円
合格率 約50〜60%
必要勉強時間 300〜500時間

第7位:フォークリフト運転技能講習

資材の運搬に使用するフォークリフトの運転資格です。土木現場だけでなく、倉庫や工場など幅広い場面で活用できます。

第8位:高所作業車運転技能講習

作業床の高さが10メートル以上の高所作業車を操作するための資格です。橋梁点検や電線工事など、高所での作業が必要な現場で活躍できます。

第9位:地山掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習

掘削深さが2メートル以上の現場で必要な資格です。安全管理の観点から、土木現場では需要の高い資格の一つです。

第10位:足場の組立て等作業主任者技能講習

足場の組立てや解体作業を指揮するための資格です。現場の安全管理において重要な役割を担います。

第11位〜第15位

  • 第11位:ローラー運転特別教育(舗装現場で活躍)
  • 第12位:締固め用機械運転特別教育
  • 第13位:酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習
  • 第14位:型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習
  • 第15位:コンクリート破砕器作業主任者技能講習

資格取得の優先順位とロードマップ

未経験から土木業界に入る場合、以下の順序で資格取得を進めることを推奨します。

入社前〜入社直後(0〜6ヶ月)

  • 2級土木施工管理技士(第一次検定):業界への本気度を示せる
  • 測量士補:土木の基礎知識が身につく

入社後(6ヶ月〜2年)

  • 車両系建設機械運転技能講習:現場での即戦力になる
  • 玉掛け技能講習:作業の幅が広がる
  • 小型移動式クレーン運転技能講習:玉掛けとセットで取得

中堅期(2年〜5年)

  • 2級土木施工管理技士(第二次検定):主任技術者になれる
  • 1級土木施工管理技士(第一次検定):キャリアアップの基盤

ベテラン期(5年〜)

  • 1級土木施工管理技士(第二次検定):監理技術者として活躍
  • コンクリート技士:専門性の向上
  • 技術士:土木技術者の最高峰を目指す

2024年度からの受験資格緩和について

国土交通省は、建設業界の人手不足解消を目的として、2024年度から施工管理技術検定の受験資格を大幅に緩和しました。

主な変更点

項目 改正前 改正後(2024年度〜)
1級 第一次検定 学歴に応じた実務経験が必要 19歳以上であれば受験可能
2級 第一次検定 17歳以上 17歳以上(変更なし)
1級 第二次検定 学歴により3〜11.5年の実務経験 第一次検定合格後、一定の実務経験
2級 第二次検定 学歴により1〜8年の実務経験 第一次検定合格後1〜3年の実務経験

この緩和により、学歴に関係なく年齢と実務経験のみで受験資格が判断されるようになりました。特に高卒者や専門学校卒の方にとっては、資格取得までの期間が大幅に短縮されます。

出典:一般財団法人 全国建設研修センター「施工管理技術検定」

資格取得にかかる費用の目安

資格名 受験料・講習費 教材費(目安) 合計目安
2級土木施工管理技士(第一次) 5,250円 3,000〜5,000円 約10,000円
測量士補 2,850円 3,000〜5,000円 約8,000円
車両系建設機械(整地等) 40,000〜100,000円 講習費に含む 約40,000〜100,000円
玉掛け技能講習 20,000〜30,000円 講習費に含む 約20,000〜30,000円

多くの建設会社では資格取得支援制度を設けており、受験料や講習費用を会社が負担するケースがあります。就職・転職時には支援制度の有無を確認することをおすすめします。

まとめ

土木業界で活躍するためには、資格取得が重要なステップとなります。2024年度からの受験資格緩和により、未経験者でも挑戦しやすい環境が整いました。

まずは2級土木施工管理技士の第一次検定から始め、現場で働きながら技能講習や上位資格を取得していくことで、着実にキャリアを積み上げることができます。

資格取得は時間と労力を要しますが、土木業界では資格保有者への需要が高く、取得した分だけ確実に評価される業界です。長期的な視点で計画を立て、一つずつ着実に取得していくことをおすすめします。

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