この記事では、土木業界の年収相場を職種別・年齢別に解説し、年収アップの方法も紹介します。
土木業界の平均年収
厚生労働省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、土工(土木作業員)の平均年収は約411万円です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年齢 | 45.9歳 |
| 平均勤続年数 | 9.9年 |
| 月額給与 | 約30.6万円 |
| 年間賞与 | 約43.5万円 |
| 平均年収 | 約411万円 |
出典:厚生労働省「令和5年度 賃金構造基本統計調査」
職種別の年収相場
| 職種 | 年収相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 土木作業員(未経験) | 280万〜350万円 | 経験を積むと上昇 |
| 土木作業員(経験者) | 350万〜500万円 | 資格取得で更にアップ |
| 重機オペレーター | 350万〜600万円 | 操作する重機により変動 |
| 土木施工管理(未経験) | 350万〜450万円 | 資格取得後に上昇 |
| 土木施工管理(2級資格) | 450万〜550万円 | 現場代理人として活躍 |
| 土木施工管理(1級資格) | 550万〜700万円 | 監理技術者として需要大 |
| 土木施工管理技術者 | 約596万円 | 厚生労働省調査 |
年齢別の年収相場
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代前半 | 約369万円 |
| 20代後半 | 約408万円 |
| 30代前半 | 約424万円 |
| 30代後半 | 約467万円 |
| 40代前半 | 約482万円 |
| 50代前半 | 約485万円 |
出典:職業情報提供サイト jobtag
土木業界では、経験年数に応じて年収が上昇する傾向があります。50代前半がピークとなり、それ以降は体力的な理由から下がる傾向があります。
企業規模別の年収差
| 企業規模 | 平均年収の傾向 |
|---|---|
| 大手ゼネコン | 高い(700万〜1,000万円以上も) |
| 中堅建設会社 | 中程度(500万〜700万円) |
| 中小建設会社 | 標準的(400万〜500万円) |
大手ゼネコンは福利厚生も充実しており、施工管理職では年収1,000万円を超えるケースもあります。
日当・日給の相場
土木作業員は日給制で働く場合も多くあります。
| 経験 | 日給の目安 |
|---|---|
| 未経験 | 9,000円〜12,000円 |
| 経験者 | 12,000円〜18,000円 |
| 重機オペレーター | 15,000円〜20,000円 |
| 職長・班長クラス | 18,000円〜25,000円 |
年収アップの方法
1. 資格を取得する
土木業界では資格が年収に直結します。特に施工管理技士の資格は年収アップに効果的です。
| 資格 | 効果 |
|---|---|
| 2級土木施工管理技士 | 主任技術者として活躍、年収+50〜100万円 |
| 1級土木施工管理技士 | 監理技術者として活躍、年収+100〜200万円 |
| 車両系建設機械運転技能講習 | 重機オペレーターとして活躍 |
2. 経験を積む
土木業界は経験がものを言う業界です。様々な現場を経験し、スキルを磨くことで年収アップが期待できます。
3. 大きな現場を経験する
大規模な工事の経験は転職時の評価が高くなります。ゼネコンや大手建設会社の現場を経験すると有利です。
4. 施工管理にキャリアチェンジ
土木作業員から施工管理にキャリアチェンジすることで、大幅な年収アップが可能です。
5. 転職する
同じスキル・資格でも、会社によって年収は大きく異なります。条件の良い会社への転職も年収アップの手段です。
土木業界の賃金上昇傾向
土木業界の賃金は上昇傾向にあります。
- 公共工事設計労務単価は12年連続で引き上げ
- 2024年度は前年度比5.9%増と過去10年で最大の上昇率
- 2025年度も前年度比6.0%引き上げを発表
- 人手不足により需要が高く、今後も上昇が期待される
まとめ
土木作業員の平均年収は約411万円ですが、資格取得や経験を積むことで年収アップが可能です。施工管理技士の資格を取得すれば、年収500万〜700万円以上を目指すこともできます。
土木業界は人手不足により賃金が上昇傾向にあり、今後も年収アップが期待できる業界です。資格取得とキャリアアップを意識して働くことで、安定した収入を得ることができるでしょう。