この記事では、土木の仕事がきついと言われる理由、実際の労働環境、改善されている点を解説します。
土木の仕事がきついと言われる理由
1. 体力が必要
土木作業は体を使う仕事です。資材の運搬、掘削、コンクリート打設など、体力を消耗する作業が多くあります。
- 重い資材を運ぶ作業
- 長時間の立ち仕事
- 腰や膝への負担
2. 屋外作業で天候の影響を受ける
土木工事は屋外作業が中心です。夏の炎天下、冬の寒さ、雨や風の中での作業は体に負担がかかります。
- 夏の暑さ:熱中症のリスク
- 冬の寒さ:凍える中での作業
- 雨天時:カッパを着ての作業
3. 早朝からの勤務
土木現場は朝早くから始まることが多いです。8時朝礼開始の場合、7時台には現場に到着する必要があります。通勤時間を考えると、かなり早起きが必要です。
4. 危険を伴う作業がある
重機を使う作業、高所作業、掘削作業など、危険を伴う作業もあります。安全管理は徹底されていますが、常に注意が必要です。
5. 休日が少ない場合がある
工期に追われる現場では、土曜日出勤や休日出勤が発生することがあります。ただし、近年は週休2日制を導入する会社が増えています。
6. 残業が多い場合がある
天候不良で工期が遅れたり、急な変更が発生したりすると、残業が増えることがあります。ただし、2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されています。
改善されている点
2024年問題への対応
2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。これにより、長時間労働の是正が進んでいます。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 月の時間外労働 | 45時間以内 |
| 年の時間外労働 | 360時間以内 |
| 特別条項適用時 | 年720時間以内 |
週休2日制の推進
国土交通省は公共工事を中心に週休2日制の導入を推進しています。工期設定や労務費の補正により、週休2日を取りやすい環境づくりが進んでいます。
ICT・DXの活用
i-Constructionの推進により、ICT技術を活用した効率化が進んでいます。ドローン測量やICT建機の導入により、体力的な負担が軽減されています。
安全対策の強化
熱中症対策として空調服の普及、安全装備の改良など、労働者の健康・安全を守る取り組みが強化されています。
賃金の上昇
人手不足を背景に、公共工事設計労務単価は12年連続で引き上げられています。給与面での待遇改善も進んでいます。
きついと感じやすい人の特徴
- 体力に自信がない人
- 早起きが苦手な人
- デスクワークを好む人
- 暑さ・寒さが極端に苦手な人
- チームワークが苦手な人
土木の仕事に向いている人
- 体を動かす仕事が好きな人
- 外で働くことが好きな人
- モノづくりに興味がある人
- チームで協力して働ける人
- 社会貢献したい人
- 形に残る仕事がしたい人
土木の仕事のやりがい
形に残る仕事
自分が携わった道路や橋が何十年も残ります。「この道路は自分が作った」と言えることは大きな誇りになります。
社会貢献度が高い
インフラを支える仕事として、地域の生活を守っています。災害復旧にも貢献でき、社会的意義を実感できます。
スキルアップできる
経験を積んで資格を取得すれば、キャリアアップと年収アップが期待できます。
達成感がある
大きな工事が完成したときの達成感は格別です。チームで協力して成し遂げる喜びがあります。
きつさを軽減するためのポイント
1. 会社選びを慎重に
働き方改革に積極的な会社を選ぶことが重要です。週休2日制の導入状況、残業時間、福利厚生などを確認しましょう。
2. 体力づくりをする
日頃から運動習慣をつけ、体力を維持することで、仕事の負担を軽減できます。
3. 安全装備をしっかり使う
空調服、安全靴、ヘルメットなど、適切な装備を使うことで、体への負担を減らせます。
4. 施工管理へのキャリアアップ
体力的な負担が気になる場合は、経験を積んで施工管理にキャリアアップする道もあります。
まとめ
土木の仕事は確かに体力が必要で、天候の影響も受けます。しかし、2024年4月からの時間外労働規制、週休2日制の推進、ICT化の進展により、労働環境は改善されています。
「きつい」というイメージだけで判断するのではなく、実際の労働環境や会社の取り組みを確認しましょう。体を動かすことが好きで、社会に貢献したいという方には、やりがいのある仕事です。