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土木業界のインフラ需要|公共事業の現状と今後の展望

techtek 2026.02.09 5 min read

土木業界のインフラ需要と公共事業の動向を解説。建設投資の見通し、老朽化対策、防災・減災工事など今後の需要を紹介します。

この記事では、土木業界のインフラ需要と公共事業の動向、今後の展望を解説します。

建設投資の現状

2024〜2025年度の建設投資見通し

国土交通省および建設経済研究所の発表によると、建設投資は堅調に推移しています。

建設投資の見通し
年度 建設投資総額 政府投資 民間投資
2024年度 約73兆円(前年度比+2.4%) 約25兆円 約48兆円
2025年度 約75.6兆円(前年度比+3.2%) 約25.2兆円 約50.4兆円

出典:国土交通省「建設投資見通し」、建設経済研究所

土木投資の動向

建設投資を土木・建築別に見ると、2025年度の土木投資は約26.4兆円(前年度比+1.5%)の見通しです。政府投資の大半は土木工事であり、公共事業の安定した需要が土木業界を支えています。

公共事業費の推移

国の公共事業関係費

国の公共事業関係費は、2013年度以降10年以上にわたり約6兆円の水準を維持しています。2025年度も約6.1兆円が確保されており、安定した予算が続いています。

公共工事の施設別構成

公共工事の施設別構成比
分野 構成比 具体例
生活基盤インフラ 約50% 下水道、公園、教育施設、病院
産業基盤インフラ 約34% 道路、港湾、空港
国土保全 約10% 治山治水、河川改修
農林水産関連 約6% 農業土木、漁港

出典:日本建設業連合会

今後のインフラ需要

1. インフラ老朽化対策

高度経済成長期(1960〜70年代)に整備された社会インフラが一斉に老朽化を迎えています。道路、橋、トンネル、上下水道などの維持・更新工事は今後数十年にわたって続く見込みです。

  • 橋梁:全国に約73万橋、建設後50年以上経過したものが増加
  • トンネル:全国に約1万本以上
  • 上下水道:老朽管の更新が急務

2. 防災・減災対策

近年の自然災害の激甚化を受け、防災・減災対策への投資が拡大しています。

  • 国土強靭化計画に基づく対策
  • 河川改修・堤防強化
  • 道路・橋梁の耐震化
  • 土砂災害対策
  • 災害復旧・復興事業

国土強靭化関連予算は約4兆円が確保されており、「5か年加速化対策」として重点的に投資されています。

3. 新規インフラ整備

  • 高速道路の延伸・整備
  • リニア中央新幹線
  • 港湾・空港の機能強化
  • 再生可能エネルギー関連施設

土木業界の将来性

需要が安定している理由

  • インフラは生活に必須:道路、上下水道、河川など、人間の生活にインフラは欠かせない
  • 老朽化対策は長期的に継続:今後30〜40年は維持・更新需要が続く
  • 災害大国としての宿命:日本は地震、台風、豪雨など自然災害が多く、防災対策は不可欠
  • 公共事業は景気対策としても機能:経済状況に応じた財政出動の手段として維持される

今後の課題

  • 人手不足への対応(担い手の確保)
  • 生産性向上(DX・ICTの活用)
  • 働き方改革の推進
  • 技術継承

転職者にとってのチャンス

土木業界は人手不足が深刻であり、未経験者でも採用されやすい状況です。また、インフラ需要が安定していることから、長期的に安定した仕事が見込めます。

  • 公共工事が中心のため景気に左右されにくい
  • 資格を取得すればキャリアアップが可能
  • 全国どこでも需要がある
  • 社会貢献度の高い仕事

まとめ

土木業界のインフラ需要は今後も安定しています。2025年度の建設投資は約75.6兆円、そのうち政府投資は約25兆円と堅調に推移しています。

特にインフラ老朽化対策と防災・減災対策は長期的に続く需要であり、土木業界の将来性は十分にあります。人手不足が続く中、転職者にとってはチャンスの多い業界と言えるでしょう。

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DX ICT トンネル 人手不足 働き方改革 橋梁 港湾
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